幸運の姫亀・・・!! <その1>
2011年7月8日〜
時は平成23年7月8日の朝の事・・・ ・
ウワァーー!!
何やら感動の声が上がった。
「大変です!!、カメが・・・・カメが卵を産んでます・・・」
スタジオの脇、そこはまさに6月からガイガーカウンターで放射線量の定点観測を始めたその場所だった。
千秋公園のお堀では時々亀が泳いでいるのを目撃されていたようだが、こんなに近くで現物を見たのは皆初めてだ。しかも土に穴を掘ってそこに卵を産みつけているのであります。
みんな静かに・・・!!
とりあえず産卵が終わるまでそっと見守る事にしました。
約1時間後には土を埋め戻してこの姫亀様はお堀に戻られました・・・
・・と云う訳で、Qスタッフ皆でこの卵を大切に見守り、孵化するのを待つ事にしました。早速Webでカメの図鑑を確認して彼女が「コガタアカミミガメ」という一般的な品種である事。
産卵は2〜3回するかもしれない事。
産卵から孵化まで2ヶ月ほど掛かる事。
卵や孵ったばかりの子ガメはカラス等に狙われやすい事を知りました。
そしてたとえ品種は珍しくないとはいえ、秋田県内しかもいわば中心地の歩道脇で野生の亀の産卵事例はないようです。
「ともかく貴重な観測事例になるのでよろしくネ・・・」、と秋田県自然保護協会会長でもある高橋祥助先生からアドバイスを貰う。さっそく地表15cm位の位置にテグスを張り、カラスが近寄れないように細工をしました。
日中はカラスが来れば直ぐにフロントにいるサロンスタッフが追い出す事になっていますが、果たして産まれるまで無事に守れるかどうか・・・・、乞うご期待!!
2011年7月8日朝 姫亀さまのお出まし・・・ 穴は思ったよりも深いようです。
表面の砕石を丁寧にどけて、しっかりと穴を掘っています・・・、母は強し!!この場所は先月から放射線量の計測を始めたその場所でした・・・
姫さんはこの計測結果を知って安心したのかもしれませんね・・・
産卵場所は夜はこんな佇まいです。 | |
ライトアップしていた頃の写真ですが、このテラス脇が大活躍でした。 |
7/10現在・異常なし、埋め戻した土が他よりも幾分湿り気を含んでいて色が違う。