明けましておめでとうございます。
今年も良い年でありますように・・・
せっかくの21世紀だというのに、テロや不況といった暗い話題ばかりがめだつ今日この頃・・・
このページを見てくれている美容師のみんなにだけは、楽しい話題と夢を提供しようと思っています。
幸いな事に、不景気だからといって髪の毛が伸びなくなった・・、という話は聞かない。
むしろ、苦髪楽爪と言って苦労が多ければ多いほど髪は伸びるそうだ。
しかし不景気に強い美容業界とは言っても、それはあくまで他業種との比較の問題で、景気が良くても
お客さまが支持するかどうかは美容師自身の頑張り次第である事は変わらない。
私はこう考える事にしている。
景気の悪い時こそしっかりとした仕事を提供出来る美容師にはチャンス到来なのだ。
何故ならば、こんな時にはお客さまの仕事に対する評価が厳しくなり、いい仕事でなければ
納得していただけないからだ。
俗に言う眼の肥えたお客さまが多い時代と言うわけだ。
だからと言うわけではないのだが、今年は更に勉強の年にしようと思う。
昨年来ずーっと取り組んできたレザルテの完成を控え、カット技術の最終的な修正に入っている。
世界一のレザーをつくり出す目標に向けて、それに伴ったテクニックの指導方法をまとめているのだ。
優れた道具も使い方が分からなくては活かせない。
かと言って、使い方をマスターするのに苦労するようでは意味がない。
私が目指しているのは、それなりに基礎がしっかりした技術者ならばカットウイッグを一個
切り終えた頃にはある程度使えるようになっている事だ。
今、準備を進めているのは15分程のビデオテープの製作で、
始めてレザルテを持った技術者がビデオを見た後、ウイッグを切って練習すれば直ぐに営業に使えるように
なるのである。
もちろんそれなりの・・・というのはかなり仕事の出来る!、
という意味なのだが・・・・
独自の道具と技術を持つ事の価値が分かる技術者ならば、苦労ではないはずだ。
さしあたって完成品を販売する予定は未だない。
まるでパソコンソフトのようだが、試作バージョンを限定で提供した後、
最終的な完成品とする予定だからだ。
しばらくは研究団体を中心に技術の普及を先行させる事になるだろう。
上手いレザルテの使い手が育つのを待つ事にしよう・・・
日本発の技術が世界のスタンダードになり得るだろうか・・・?
私の大きな挑戦であり、今年の初夢・・・だーっ!
つづく
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