No.24

2001/05/07

美容師とエネルギー


今回はちょっと視点を変えてエネルギーについて考えてみよう・・・

左の写真は5/4&5に開催されたワールド・エコノムーブの優勝トロフィーである。

鉛のバッテリーを使い、未来の天才エンジニアを育てる主旨の大会なので鉛のタマゴのトロフィー・・・という訳だ。

大会の詳しい内容は公式ホームページを参考にしていただく事にして・・・
http://www.ogata.or.jp/wem/index.htm

このページでは、美容師の目から見たエネルギーに関して感じる事をのべさせていただこう。

いつも比較の例に使っているのがソリスのドライヤーである。

べつにソリスに恨みがあるわけでもなければ、嫌いなわけでもないのだが、丁度手ごろな出力なのでイメージしやすいと思っている。

エコノムーブで各チームがスタート前に配布されるバッテリーはわずか144Whの容量しかない。

このエネルギーはソリスのドライヤーをたった6分しか使う事が出来ない小さなものである。

このエネルギーを使い、規定の時間(2時間)で彼らは70km以上を走りぬけるのだ。

体重が70kgのドライバーを乗せ、エコノムーバは山手線を2周するのだ・・・。

今年の優勝はスバルチームで、なんと76.598kmの新記録を達成した。

 

 

上の写真は2位のホンダチームで75.383km

上位5台が新記録を達成して、技術の進歩を証明した・・・

・・・・・というわけで、ことエネルギーに関しては、美容室の消費に警鐘を鳴らしたいと考えている近頃なのだ。

ヘアスタイルを美しく仕上げる為にエネルギーを浪費するのは勿体ないと感じるからだ。

できるだけタオルドライをしっかりと行う。

自然乾燥でも綺麗にまとまる上手なヘアカットとパームを心がける。

ドライヤーなどの器具の使用は短時間で終える。(技術向上?)

冷暖房は最小限に留める。

使用する薬剤の量を最小限に抑える。等など・・・

そして基本的なコンセプトは、ヘアコンディションが良く、手入れが簡単である事・・・かな!

最後に、使ったエネルギーを無駄にしないように、お客様が満足するヘアスタイルを提供する事も忘れてはならない・・・よね(笑)

エコノムーブ大会役員として来日したハンス氏と・・・

つづく

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