プレアデスの宇宙船

Nicott Jonasun

最終更新日 8月13日

マイクロソーラーカーの製作開始 〜 現在まで

<WSBRは台風の為、開催中止!!>

これ以前のレポートはこちらから・・・

ワンメイクのEVミニカートとして発売された4輪カートマシンを
今回はマイクロソーラーカーにコンバートしてWorld Solar Bicycle Raceに挑戦します。

シートとダンパーが装備された事で、かなりカートっぽい雰囲気が出て来ました・・・。左後輪にもブレーキキャリパーが装備されました。

6月24日の製作状況

梅雨空の中、なんとか降られないうちにボディの製作が進みました。

左の写真は現物合わせで製作・接着した後に取り外してズース(固定用ファスナー)や細かな修正を加えている所ですが、ボディの裏側はこんな具合です。スチレンボードが大半ですが強度の必要な部分にはベニア板を使用しています。接着はほとんどがホットメルトで一部両面テープです。
テールエンドの処理は5月の Nicott Jonasun の流れを踏襲しています。
このボディがフレームの上に置かれてズースで締め上げる予定です。

フレームの正規重量がBatt抜きで約20kgなので、ボディの重量がどの程度で納まるかにもよりますが、シートや太陽電池の重量が増す事と、何よりも大きいのがドライバーの規定重量が70kgに増える事です。

 

7月1日の製作状況

後ろ姿はこんな感じになります。

7月8日の作業状況
左上 : 今日の作業の最重要課題・・・HITモジュールの切断を敢行無事に切り終えた後、配線もハンダ付けしてコックピットの両側に配置準備完了です。

上 : ダイナカルフィルムでカラーリング中・・・太陽電池の下には勿体ないのでフィルムは省略。

左 : 太陽電池の張り付けも終了。いよいよマイクロソーラーカーとしてのNicott Jonasunの雰囲気が見えて来ました。

今回のNicott Jonasunのチャームポイント・・
自慢の後ろ姿です(苦笑)

いよいよシェイクダウン・・・
と言ってもボディカウルのみ新作で、フレーム本体は今年2回目の出番です・・
とりあえずはソーラーバイシクルレースのSクラス用のマシンが出来上がりました。
マイクロソーラーカーのお出ましです。

左上: 前日は深夜までプレアデスの宇宙船のサロン内でカウルの仕上げ作業を行いました。雨が降っても良いように防水処理と空気抵抗削減の処理完了。

上: 早朝にレンタカーに積み込みながら、ボディカウルの表情を作ってもらいました。

左: 大潟村に到着後いよいよ走行の準備開始です・・・

ついに太陽電池を装備したNcott Jonasunが走行を開始します。

JonasunのSANYO製のHITモジュールは・・・
1999年にこのコースWSRで総合2位
1999年オーストラリア縦断WSCでプライベートクラス2位
2001年夏ユーラシア大陸横断1ヶ月の冒険旅行
2007年オーストラリア縦断WSCでFCハイブリッドで完走
そんな実績を残した太陽電池はまだまだ生きていました・・

太陽電池は僅か1.2平米のマイクロソーラーカーの後ろ姿はこんなにコンパクトです。
ちなみに前後2名で持ち上げる事も可能でした。
ボディカウルの重量はモジュール込みで僅か11kgです。
おそらく発電量だけはSクラスの中では最大でしょう。
エコノムーブのミニカートレースで3位に入賞した4輪ワンメイク製作キットのマシンに、SANYOのHIT(今や幻の)太陽電池を装備した新しいコンセプトのマシンです。

走行結果はヒミツにしておきましょう・・・

8月3日

テスト走行いよいよ終盤・・・
今日は特別お休みを頂いて快晴時のデータ収集。

本格的なRaceモードの走行テストです。

マイクロソーラーカー・・・

巡航速度は快適な速度を目指しています。

Nicott JonasunとDriverが・・・

休息充電中・・・

急速ではありませんが・・笑
約30分程で90%まで充電が完了です!!

Jonasun Leafも世界ランキング上位の常連ですが、急速充電は得意技・・・!?

これが今回の新兵器

1kgのリチウムイオンバッテリー
詳細はこちら
この度、再輝チームの高崎さんから出場チーム限定で販売してもらったリチウムイオンバッテリーと専用の充電器。
在庫部品をかき集めてアルミのケースを作りましたが、2セットの目印は紺と緑のシールのみ!!

2014年のWSBRは台風による天候不良で中止になりました。・・・残念!!

工学院大学の皆さんの協力で水掻き用のトンボの製作とチームメンバーの人海戦術・・・
RAZARTE Jonasunの設計者でもあるZDPの池上さんも、排水の為の穴を掘って陰でサポート!!　何とか最終日だけは開催に漕ぎ着けました・・・感謝

レースで実際に走る事なく2014年 Nicott Jonasun のWSBRはその幕を終えました。
応援してくれた皆様に心からお礼を申し上げます・・・感謝

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