イラクの話題ばかりが続いてしまうが、気掛かりな状況がまた増えて来た。
聖戦という名の元に自爆攻撃の志願者が集結していると言う・・・。
戦争の経験のない私が言うには、あまりにも重い話題である事を承知で感じた事を書こう。
第二次世界大戦の末期にカミカゼ特攻隊が自爆攻撃を行った事とオーバーラップする。
最後は、戦争の集結を早める為・・、と云う理由で大量殺りく兵器が使われたのは歴史的に見ればほんの半世紀程前の事だったのに、人類はまた懲りずに同じ過ちをくり返しそうである。
イラクの人々の反米感情が高まれば高まる程、その可能性も高くなりそうで不安だ。
イラクの人達の中では、フセインが良いか悪いかの問題よりも、アメリカという大国の都合を押し付けられて抜き差しならなくなった事への憎しみが勝って見える。
ハイテク兵器がクローズアップされると同時に情報公開の量も半端ではない。きっとアメリカや英国の兵士諸君の中にも命令だから仕方なく攻撃に参加している者が少なくないはずだ。
だれも好きでやっている訳でもないのに、いつの間にか泥沼にはまっていく・・・。
本気でそれを止める勇気のある指導者が見当たらないのが寂しい。
京都議定書を無視したところあたりからアメリカという国が、リーダーとしての品格を失ったと感じている。一人一人はみんな良い人ばかりなのに、いつの間にか国としての徳を失ってしまったのが残念である。
3/27
もっとNEWSが見たい・・
こんな事を言うと、「もううんざりだよ・・」と反論が出そうだが、日中はTVやラジオのない環境で仕事をしている為に、夜遅くならないとNEWSが見れない。
会社にもTVを持ち込めば簡単な事なのだが、お客様相手の仕事でそれは出来ない・・。いつもニュースステーション・ニュースJAPAN あたりから情報収集が始まる。
そもそも従軍記者と称するレポーターが前線にいる事も不思議なら、そのレポーターに若い女性レポーターが参加している事も今までにない経験だ。
だって彼等の前で繰り広げられているのはゲームでもなければヤラセ番組でもない、本物の人殺しのシーンなのだから・・。ゲーム感覚で今日のイラク側の死者は500人程度と見られる・・等という数字が無造作に報道され始めた。
比較するのは変かもしれないが、10数年前の御盆の頃に満員のジャンボジェット機が墜落した時とほぼ同数の死者が出た事になる。しかもこれは事故ではなく人為的な、ある意図を持った行為の末にだ・・・。
ナイン・イレブン以来、多くの人間が死ぬ事に報道も、そして一般人も慣れ過ぎた気がする。
窮鼠猫を噛む・・・
死にものぐるいになった兵士達が、何を仕出かすか・・・、そこにはルールも人権も存在しない。レポーターの彼女達が安全に仕事をしているのは緊迫していない証拠だからレポートが届かなくなった時が問題だ。F-1グランプリのオンボード映像が大好きな吾輩としては複雑な心境だ・・・
3/21
とうとう始まってしまった・・
とうとう、やっぱり・・・
イラク攻撃が始まってしまった・・・
前回の湾岸戦争の時の傷跡もまだ残っていたであろう、かの地に再びミサイルの雨が降った・・・。
だれも望んでいない破壊行為であるにも関わらず・・・だ。世界中で反戦のデモの気運が高まって来た。
アメリカ国内にも各地で反対のデモが沸き上がって来た・・・。
それぞれのメディアが詳しく報じているので、今更ながら書く必要もないのだが、ちょっぴり別の観点から感じたニュースが見つかった。
宇多田ヒカルが自身のホームページで反戦のメッセージを報じた・・・との事。
こんな時こそひとり一人が各々の方法で平和をアピールする・・・大切な事だと思う。吾輩は恩師からヘアデザイナーの仕事をする上で、仕事中にタブーとする話題がある事を教えられた。
一つは宗教に関する話題。
そしてもう一つは政治に関する話題だ。
今、このどちらも知らんぷりして通り過ぎる事が出来なくなっているのは不幸な事態だ。
プラウドピープル・・・
こんな言葉が正しいかどうかは定かではないが、人種や言語が違っていても、また、生活水準が違っていても、それぞれの国の人達にはそれぞれのプライドや価値観があるはずで、それを踏みにじる権利は誰にもない。
まして宗教は人々を救う為にこそ存在すると吾輩は認識しているが、今回のイラク攻撃はあたかも神が許した破壊行為であるがごとき・・・で、ウンザリだ。
前回の湾岸戦争の時に、ミサイルの不良在庫を賞味期限が切れる前に一掃処分・・・。各国からの負担金で新開発した最新兵器もそろそろ使ってみないと研究が進まない。
そんな穿った見方をするのは吾輩だけだろうか・・・?とにかく、大切な人命や価値ある文化遺産、そして各々の想い出の詰まった家や街並が破壊される事なく、一刻も早く落ち着いてくれる事を期待しよう。
じつは、昔の事を思い出した。
30年前ロサンゼルスで修行中の頃、ハリウッドの酒場で皿洗いをしていた事がある。
ある晩、バスボーイ仲間のT君(タイ人の留学生)と白人がちょっとした事で言い争いになり、酔っぱらっていた白人の客がT君に殴り掛かった。それを見た黒人の客が立ち上がって怒鳴った事から、店中(100人以上の客が一斉に白人と黒人に分かれて乱闘になってしまったのだ。
この時に日本人の吾輩は大きなカルチャーショックを受けたのは言うまでもない。
もちろん黒人が吾輩に妙に優しくしてくれて、白人はきつーい目つきで見るようになるのだ・・苦笑。日本にいると白でも黒でもない存在が居ても不思議ではないのに、かの地アメリカでは敵か味方かはっきりしなければ気が済まないのである。
もう少し大人になれば・・?、って言いたくなる時が多々あるのであります。参考までに、この時の大暴動を沈めたのは保安官ではなくて、ファイヤーマン・・・だった。
銃ではなくてホースで水をかける真似をしただけで、ゲームセットとなり、何事もなかったように酒をのみ始める・・これが、この国のルールであったようだ。イラクとアメリカ・・・、というか、今回はほとんどアメリカの一方的なヒートアップだから、誰がファイヤーマンの役をかって出るのか・・・?
日本人の吾輩としては、小泉首相に放水ホースを持たせてホワイトハウスに送り込んでやりたい心境だ。
広島と長崎と書いた大きな旗を掲げて・・・
こんなメッセージを発信出来るのは日本しかないのに・・・ところで・・・
今、吾輩は大阪に向かう新幹線の中でこのコラムを書いている。
明日から始まるエコノムーブにお手伝いだ・・・
全国的に連休になるそうで、めちゃくちゃ混んでいた為、こだまの自由席でのんびり移動する事にした。
個人的には「こまち」の車両の方がなれているせいか落ち着く・・・笑
平和な世界を作る為にも、一刻も早く若いエンジニアたちの活躍を期待しよう・・・