AKITA・リバイバル計画
Akita Revival Project
始めに・・
この計画は秋田県を山本久博が勝手に思いつくままデザインしたものです。
既に進行中の各再開発計画などに水を差すものではありません。
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2, 路面電車編
LRT導入計画
概要: 秋田駅から土崎港まで、かつては路面電車が走っていた。日本の高度経済成長とともに交通の邪魔になると言って路面電車が姿を消し、バスがその役割を担ってきた。車社会がもたらした市内の空洞化をどうにかして健全な都市機能をもつ秋田に再生する・・・。
その手段の一つに路面電車復活を提案する。内容:
秋田市から土崎まではJRの操車場内の路線が使える。途中秋田大学・天徳寺・操車場・外旭川・将軍野に乗降駅を設置。土崎駅からは臨海鉄道線を利用してセリオン前まで結ぶ。次にセリオンから臨海バイパス沿いに交通公社横まで路線はある。向浜の野球場・スケート場も守備範囲になる。交通公社から秋田駅までは新設の路線を使いループが完成する。
セリオンから県立大学、そしてマリーナまで既存の路線が使える。この電車が実現すれば秋田港周辺が子供やお年寄りでも散歩コースに入ってくる。要点:
秋田県に限らず、多くの地方都市はモータリゼーションの波に呑み込まれ空洞化が激しい。
郊外型のショッピングセンターは消費者の利便性にマッチして拡大してきた事は確かである。
しかし、経済や便利さだけで都市が変わって行ってよいものだろうか?
秋田に古くから住む人たちにとっては、たとえ不便であっても、秋田市の町並みを捨て去るわけにはいかないのである。県外の大手資本は儲かるから事業を展開する。儲からなくなったら尻尾を巻いて立ち去ればそれでOK。損失を少なく抑えて撤退するのも事業のうちなのであるから・・・。
しからば、秋田に住む我々が一番好きな秋田を作り上げれば良いのである。
そこで、お年寄りや子供でも楽しく移動出来る町をまず手に入れよう・・・
低床型の最新Light Rail Trangit(路面電車の発展系)は今、世界の多くの都市が導入している移動手段で、人口30万程度の都市にはもっとも適した手段だと云われている。一編成数億円程度で10編成購入した所で今の都市予算からすればそれほど大きな負担ではない。JRの路線を借用するのも、JRを説得すれば良いし、臨海鉄道も多少の整備が必要になっても許容範囲だろう。
それよりも何よりも、八橋運動公園もこまちスタジアムもセリオンもフェリーの埠頭も県立大やマリーナがすべてJRと直結になる事を考えればどれほどの経済効果が生まれるか想像に難しくない。
もし将来発展させるなら空港までも路線が繋がればこんどは御所野も日赤もさらには今問題になっている売れ残った分譲団地もすべてLRTの駅から何分・・ってことになり付加価値急増だ。
新屋地区もJRの路線に乗り入れる事で面白くなるかもしれない。
男鹿や天王地区からLRTで通勤も面白くなるぞ・・
東京の地下鉄が私鉄に乗り入れたのを今では当たり前のように使っている。
秋田市ではバスで乗り換えるのですら大変な状況、しかも公共交通の料金が高い・・・。
むしろ都市交通は赤字でもその分県民が便利ならば良いはずだ。
・・んで、私としては秋田の町並みに綺麗な路面電車を走らせたいと思った次第であります。実はこの計画随分前に秋田市に提案した事があった。当時の石川市長はえらく乗り気で「僕の置き土産にピッタリだ・・」といって本気で取組んだ時期もあったが、残念ながら置き土産の準備をする前に市長を辞任されたためお流れとなった計画である。
もしかすると秋田を変える為に今こそLRTが必要になってきたのかもしれない。
もしこれに現代風の味付けをするならLRTがFC・LRT(燃料電池ハイブリッド電車)って事になるのかな。これなら世界初が冠についてくるゾーー(笑)LRTに関しては多くのWebサイトがあるので検索してみて下さい。
当時の提案報告資料は一部を秋田市に提出したが、コピーをH氏が保管しているはずだ。
まぼろしのLRTが日の目を見る事になれば嬉しいのだが・・・
つづく